今日も君に恋焦がれるⅡ
「高橋くん…聞こえてた?」


「地獄耳なんで」


「じゃ、聞かなかったことにして」




とお願いした。

夫婦喧嘩…ではないんだけどね。




高橋くんと揃ってオフィスに戻ると、さっそく小野ちゃんが飲みの誘いをしていた。




それから定時時刻になり、飲みのメンバーで会社を出て居酒屋へ移動した。


久しぶりの乾杯のせいか、ビールの美味しさが喉にしみる。





「胡桃先輩の復帰、本当に待ってましたっ」




と小野ちゃんが笑う。
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