今日も君に恋焦がれるⅡ

「胡桃、おはよ」


「琴音〜おはよ〜」



そんなわたしに比べて琴音は朝から爽やか。




「その感じだと二日酔いだ？」



と顔を覗き込んでくるけど、それだけが原因ではない。




相良さんの言葉が今になってグサグサと刺さってきたのだ。


だって、よくよく考えたら…相良さんの言葉はほとんど当たっていたから。




葵くんに不釣り合いということも、３０が近いおばさんっていうことも…



葵くんの気持ちが少しずつ離れていくのも無理ないのかもしれない。





「胡桃？大丈夫？」