今日も君に恋焦がれるⅡ
「んなわけないだろ?俺はもう振られた身なんで」



と睨まれる。


あー、よかった。




「もう好きにならないでくださいね」




そう言い返すと笑われた。


それからは仕事に取り組んだ。




昼休みに入る前に、さっき頼まれた相良の書類のチェックを済ませ、本人に持って行った。



「相良、これオッケーだから」




と書類をデスクに置いて立ち去ろうとすると引き止められた。



「真宮先輩、今日飲みに行きませんか?」


「また?」
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