今日も君に恋焦がれるⅡ
「あ、ありがとうございます。すみません」



と笑って頭を下げる胡桃。




「あ、いえ…」


拾った男はそれだけ言うと、そばで待たせていたもう1人の男と歩き出す。




その男2人とすれ違う時…



「さっきの人、すっげー美人だった!」


「見た見た。あれで子持ち?やばいな」




昼間の先輩たちと似たような会話が聞こえてきた。


本当…いつの間に美人になったの?って感じ。



別に美人な胡桃が嫌いとかではない。




むしろどんどんと惚れていく一方。
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