明日、告白してもいいですか?
「お前が綺麗になろうがなるまいが、ほんとのところ意味ないだろ。
八丈島先輩は、今までの綺麗じゃないお前も、ずっと見てるんだろうから。
要はお前の気持ちの問題」
と言われてしまう。
いや、綺麗じゃないってなんだ……と思ったが、巳波は、
「俺なら気にならない」
ときっぱり言ってきた。
「俺は、どんなお前でも、お前が好きだ」
「え」
「俺はお前の外見じゃない部分が好きだから」
いや、それ、女子としてはちょっとっ、と思いはしたが。
やっぱり、ありがたいし、嬉しかった。
「……あ、ありがとう。
私なんかを巳波が好きとか」
……ちょっと嬉しい、と私は言った。
「誰かが自分を好きになってくれるって、宝くじみたいに確率低くて尊いことよね」
と思わず言って、
「どうした、急に。
不気味だぞ……」
と言われてしまったが。
いや、八丈島先輩が私を好きになってくれる確率なんて、ほとんどないだろう、と思っているので、そんな風に感じてしまうのだ。
八丈島先輩は、今までの綺麗じゃないお前も、ずっと見てるんだろうから。
要はお前の気持ちの問題」
と言われてしまう。
いや、綺麗じゃないってなんだ……と思ったが、巳波は、
「俺なら気にならない」
ときっぱり言ってきた。
「俺は、どんなお前でも、お前が好きだ」
「え」
「俺はお前の外見じゃない部分が好きだから」
いや、それ、女子としてはちょっとっ、と思いはしたが。
やっぱり、ありがたいし、嬉しかった。
「……あ、ありがとう。
私なんかを巳波が好きとか」
……ちょっと嬉しい、と私は言った。
「誰かが自分を好きになってくれるって、宝くじみたいに確率低くて尊いことよね」
と思わず言って、
「どうした、急に。
不気味だぞ……」
と言われてしまったが。
いや、八丈島先輩が私を好きになってくれる確率なんて、ほとんどないだろう、と思っているので、そんな風に感じてしまうのだ。