書いてほしい小説アンケート
○第6話までのあらすじ

主人公は、父の経営していた病院の破産で家族が離散し、高校を中退することになった16歳の少女紗彩。

とある夏の日。何もかもを失った紗彩が途方に暮れて彷徨い歩いていると、黒づくめの男子とぶつかる。この男子が後に玲央だと発覚する。

ネカフェで生活し、数日が経ったある日。
バイト先を探していると貼り紙を見つける。
早速面接を受け即採用されたが、そこは男子寮だった。

寮母の沼口が手術で入院をするその日に勤務開始となり、大ピンチの紗彩だったが、寮長の澪や同い年の凜が手伝ってくれることになる。
澪に習いながら、3人で協力して掃除、洗濯を終わらせる。

そして、午後からは紗彩は始めての業務スーパーに買い物に出かける。
その帰りに大地、茶樹、紫雄と合流し、料理作りを6人でやることに。

食事の準備中に凪砂と凜がプチケンカをするが、紗彩は沼口から支給されたホイッスルを鳴らす。
正義がかけつけて凪砂を取り押さえ、その場はひとまず収まる。

夕飯の片付けが終わり、紗彩はようやく自分の部屋に戻るが、紗彩の部屋はホコリまみれのため、紗彩は掃除をする。
部屋の掃除を終え、ひと息つく暇もなく浴槽掃除に向かった紗彩だったが、脱衣場にはまだ誰かが残っていた。紗彩はその人の上半身の裸姿を目撃し、パニックに陥り、ダッシュで部屋へと戻る。

午前3時になり、紗彩は起きてようやく浴槽の掃除を始め、その後階段の雑巾がけに取りかかる。
雑巾の絞り方も分からない紗彩は雑巾をぶんぶん振り回して水気を切ろうとする。
だが、雑巾は手からすり抜け、飛んでいき、玲央の頭に乗っかる。
怒った玲央につかつかと歩み寄られる。
さらに壁ドンまでされ、逃げ場を失う紗彩。
そして、その直後、突如として紗彩の唇は盗まれる。

紗彩へのキスは実験だったという玲央に対して怒りよりもファーストキスを奪われた悲しみが募り、泣き出す紗彩。
そこへランニングへ行こうとしていた紫雄がやって来て紗彩を食堂へ連れて行き、話を聞く。
紫雄は紗彩に上書きをしてあげると言い、甘いキスを施す。
1日に2度もキスをされ、ふわふわとした気分に侵された紗彩。
その後、紫雄、凜、茶樹と共に人生初のショッピングモールへ行くことになる。

今後待ち受けるドキドキに紗彩は果たして耐えられるのか。

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