カラクキリエ。
ざあざあ。

船が谷や野を超えています。

質量が大きく鐘の質量も大きなゴン丸は一度動き出したら順調に動けます。

「カラクキリエが乗り込んできた!」

黄緑色のたんぱく質の塊、カラクキリエを倒すためには量子力学を用いるより他はありません。たんぱく質を置換させるのです。

気のいいイエローがカラクキリエの吐き出す酸によってじゅわじゅわと溶かされます。

イエローの悲鳴が響きました。

「あとは尚哉くんしかいないの」

カラクキリエの体組織のたんぱく質を置換する必要があります。

尚哉は鐘を動かそうとします。工業プラントが見えました。故郷の風景を尚哉は思い出します。

「鐘は兄弟姉妹が動かしていたとき。
鐘をみんなで動かしていたとき。
戦士が動かしていたときがあった」

と、カラクキリエの体組織が鉄となり、重い船、ゴン丸が動きます。

みんな安堵します。

「私たちはカラクキリエにより殺められたのよ」Uの声を聞いて、みんなは殺められた記憶を思い出しました。

船が動きます。
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