あなたも時間逆行の人なの?鎌倉奇譚編
破邪合流
50階建てのホテルから
窓を突き破って
朝焼けの空にダイブする2つの影
熱い体温を
背に口内に享受すると
睦ながらも堕ちる
時間は、
永遠と感じ過ぎて
意識がイキそうになる。
『此所の舞台で躍るが間は、
カンジと呼ぶがいい。どうせ
己が付けたしがない渡世名だ』
獣の様相で
唇と唇を介して
頭の、中にカンジの意識が
貪られる感触と反面に
甘く甘く流れ挿れられるから
その快楽に縋るように
応えてしまう。
『じゃあお願い、優しい声の貴方
がもう一度アヤカって謳って。』
そうすれば、
消滅地球での偽名も
『この耳がカンジの息に聞き
惚れて、漸く偽りの名を
自分の姿形にとれれるから。』
そう思い喘げば
わたしを支配する冷徹で獰猛な
瞳が弓なりになって
「ア。ヤ。カ。」
直に耳珠へと舐め注がれて、
「もう着く。身体強化を分けた
アヤカはハーフヴァムピーラ
同様、衝撃もかわせるだろう。」
台詞の意味を捉えきらないまま
驚愕に目を見開く。
『此の刀、背中の?』
カンジが片腕を自分の背中へ
回して斜に振り下ろすと
鮮やかな刃光を放つ長御太刀が
視界に入る。
瞼を瞬きでカンジに問えば
『破邪の御太刀を模している』
カンジはわたしを抱いたまま
刃渡り10尺程の刀で
一気に足元に円を
ザーーーーっ
擦り描く。
「カンジ?!」
刃を照らし射し込む朝の光に焦る
もう朝日が来る!!
刹那、激しい金属破壊音と
身体に受ける断続的衝撃。
「何時の世のも、決まって誠の愛
の筋道は決して平坦でない。」
カンジの腕から音と衝撃の足元を
覗く先に地下街の床が迫る!!
「敵対する星系身分で
結ばれない運命かもしれない!」
身体に絡める腕を強めて
わたしは思いの丈を声にして
最後の恐怖を乗り越える。
「あるいは見た目より数百年は
身体年齢が離れているかもな。」
なのにまるで
落下を気に止めずっと
カンジは微動だしない低音ボイス
でわたしを
包んで横抱きにする。
「誰からも祝福される相手
ではないのは確かだろ?」
途端に
カンジの両足が爆音ごと
地下街の床にめり込む!!
超音波を発する重量級の刃先を悠々と駆使して開けた
落下道を落ちた先に
切り落とされた瓦礫の粉塵が
煙幕になる。
「人の目で番を選ぶ愚者だと?」
冷徹の瞳がそのまま
わたしを射抜いただけで、
カンジはそのまま
地下街の床に立ち耐えた。
『がはっ!!何!!地下天井から
人が降ってくるって!厄日ね』
早朝の地下街に不運にも
人が居たのか、
粉塵煙幕の向こう
『母上!ケガは!!』
複数の影から降って湧いた
衝動に驚声が響く。
「カンジ 、人が居たわ。 大丈夫
かしら。巻き込んでしまった。」
「・・・・」
カンジが長刃を構え直す。
「カンジ?」
早く此の光が漏れ注ぐ開口部から
身を隠すべきはずなのに
『『マイケル様!不審襲撃!』』
消滅地球で似つかわしくない
台詞を聞いた気がして
カンジが再び長太刀の柄音を
鳴らした。
「貴様ら何者だ。此の時間軸
じゃ無いよな?追っ手か?」
カンジは、わたしを
片腕に抱上げて
目の前の影に間合いを取る。
「カンジ!影に!地下街に今直ぐ
入って!砂状化してしまう!」
僅か少しズレて地下にと
カンジに叫ぶわたしの声と
同時に目の前の影から、
「お前こそが魔王か!直ぐに
捕縛してくれる。俺が相手する
間に、フーリオは魔王に封印術
を掛けろ!構わんやれ!!」
反りの入った剣先が振り下ろされ
カンジの長刃がいなすと、
弾く反動で再び横切り込まれ
カンジがいなした刃の背で
其を受け飛ばす!!
「待って!ちょっと待てーー!」
途端に1人の女性が
素早く避けながら
この斬り結ぶ乱闘に
両手を上げてスルリと入ると
カンジと相手の胸に打波を
打ち込んだ。
一瞬にして両者が止まると、
吹き飛とぶ!!
そのお蔭でカンジは
僅かに漏れ注ぐ日光から
身体を遠ざけれた。
「マイケル様!!なんて無茶を!
拳法技で斬り合間に入るなど!
言語道断でござきます!何の
ための我々ボディガードだと」
日本人じゃないの?
カンジに抱えられたままに、
斬り合いに入った時間は
一瞬。
更に割って更に入ってきたのは
黒のスエットスーツを
ブラックスーツに着込んだ
中華系2人の男女。
「わかってるって!でもこの
息子ってやつは、あたししか
止められないでしょう?!」
間合いに詰めた女性は
長い髪を纏めて
スラリとした女性で、
とても母親には見えない。
「母上、魔王は直ぐに排除しな
くてはこの世界も危ういの
ですよ!!退いて下さい!!」
改めて粉塵から現れた
影が振り上げる得物は
反り返りのサーベルだ。
何より身なりが普通ではない。
男女2人も佇む。
背中に2本刀を咥える龍の
彫り物を背負うカンジと
わたし。
謎のボディガードを付けた
拳法女性と、
サーベルを振りかざす
西洋制服?とローブ?の青年と
女神女子のコスプレ組3人の
計8人が
粉塵未だに舞う
一部瓦解した地下街に
三つ巴で睨み合う。
「魔王って何だ。貴様等、
帝系星の追っ手ではないのか」
カンジが逆刃に長刃を構え直して
割り入った女性に静かに
詰問すると
カンジの肩越しにわたしも
固唾を飲んだ。
「もう!!あーーー!!大師!!
出てこい!説明してよっ!!
何なの?!どーなってんのよ!」
突然
拳法女性が空に向かって
叫び上げる。
「「なっ。」」
そんな主にボディガードの男女は
驚いて拳法女性の声を
遮ろとした、ら、
「マイケル。久しぶりだの。」
声に見上げると
突然
天井に空いた穴から、
真っ白な法衣を着た少年が
逆さまにぶら下がったのだ。
「「「「「「!!!」」」」」
窓を突き破って
朝焼けの空にダイブする2つの影
熱い体温を
背に口内に享受すると
睦ながらも堕ちる
時間は、
永遠と感じ過ぎて
意識がイキそうになる。
『此所の舞台で躍るが間は、
カンジと呼ぶがいい。どうせ
己が付けたしがない渡世名だ』
獣の様相で
唇と唇を介して
頭の、中にカンジの意識が
貪られる感触と反面に
甘く甘く流れ挿れられるから
その快楽に縋るように
応えてしまう。
『じゃあお願い、優しい声の貴方
がもう一度アヤカって謳って。』
そうすれば、
消滅地球での偽名も
『この耳がカンジの息に聞き
惚れて、漸く偽りの名を
自分の姿形にとれれるから。』
そう思い喘げば
わたしを支配する冷徹で獰猛な
瞳が弓なりになって
「ア。ヤ。カ。」
直に耳珠へと舐め注がれて、
「もう着く。身体強化を分けた
アヤカはハーフヴァムピーラ
同様、衝撃もかわせるだろう。」
台詞の意味を捉えきらないまま
驚愕に目を見開く。
『此の刀、背中の?』
カンジが片腕を自分の背中へ
回して斜に振り下ろすと
鮮やかな刃光を放つ長御太刀が
視界に入る。
瞼を瞬きでカンジに問えば
『破邪の御太刀を模している』
カンジはわたしを抱いたまま
刃渡り10尺程の刀で
一気に足元に円を
ザーーーーっ
擦り描く。
「カンジ?!」
刃を照らし射し込む朝の光に焦る
もう朝日が来る!!
刹那、激しい金属破壊音と
身体に受ける断続的衝撃。
「何時の世のも、決まって誠の愛
の筋道は決して平坦でない。」
カンジの腕から音と衝撃の足元を
覗く先に地下街の床が迫る!!
「敵対する星系身分で
結ばれない運命かもしれない!」
身体に絡める腕を強めて
わたしは思いの丈を声にして
最後の恐怖を乗り越える。
「あるいは見た目より数百年は
身体年齢が離れているかもな。」
なのにまるで
落下を気に止めずっと
カンジは微動だしない低音ボイス
でわたしを
包んで横抱きにする。
「誰からも祝福される相手
ではないのは確かだろ?」
途端に
カンジの両足が爆音ごと
地下街の床にめり込む!!
超音波を発する重量級の刃先を悠々と駆使して開けた
落下道を落ちた先に
切り落とされた瓦礫の粉塵が
煙幕になる。
「人の目で番を選ぶ愚者だと?」
冷徹の瞳がそのまま
わたしを射抜いただけで、
カンジはそのまま
地下街の床に立ち耐えた。
『がはっ!!何!!地下天井から
人が降ってくるって!厄日ね』
早朝の地下街に不運にも
人が居たのか、
粉塵煙幕の向こう
『母上!ケガは!!』
複数の影から降って湧いた
衝動に驚声が響く。
「カンジ 、人が居たわ。 大丈夫
かしら。巻き込んでしまった。」
「・・・・」
カンジが長刃を構え直す。
「カンジ?」
早く此の光が漏れ注ぐ開口部から
身を隠すべきはずなのに
『『マイケル様!不審襲撃!』』
消滅地球で似つかわしくない
台詞を聞いた気がして
カンジが再び長太刀の柄音を
鳴らした。
「貴様ら何者だ。此の時間軸
じゃ無いよな?追っ手か?」
カンジは、わたしを
片腕に抱上げて
目の前の影に間合いを取る。
「カンジ!影に!地下街に今直ぐ
入って!砂状化してしまう!」
僅か少しズレて地下にと
カンジに叫ぶわたしの声と
同時に目の前の影から、
「お前こそが魔王か!直ぐに
捕縛してくれる。俺が相手する
間に、フーリオは魔王に封印術
を掛けろ!構わんやれ!!」
反りの入った剣先が振り下ろされ
カンジの長刃がいなすと、
弾く反動で再び横切り込まれ
カンジがいなした刃の背で
其を受け飛ばす!!
「待って!ちょっと待てーー!」
途端に1人の女性が
素早く避けながら
この斬り結ぶ乱闘に
両手を上げてスルリと入ると
カンジと相手の胸に打波を
打ち込んだ。
一瞬にして両者が止まると、
吹き飛とぶ!!
そのお蔭でカンジは
僅かに漏れ注ぐ日光から
身体を遠ざけれた。
「マイケル様!!なんて無茶を!
拳法技で斬り合間に入るなど!
言語道断でござきます!何の
ための我々ボディガードだと」
日本人じゃないの?
カンジに抱えられたままに、
斬り合いに入った時間は
一瞬。
更に割って更に入ってきたのは
黒のスエットスーツを
ブラックスーツに着込んだ
中華系2人の男女。
「わかってるって!でもこの
息子ってやつは、あたししか
止められないでしょう?!」
間合いに詰めた女性は
長い髪を纏めて
スラリとした女性で、
とても母親には見えない。
「母上、魔王は直ぐに排除しな
くてはこの世界も危ういの
ですよ!!退いて下さい!!」
改めて粉塵から現れた
影が振り上げる得物は
反り返りのサーベルだ。
何より身なりが普通ではない。
男女2人も佇む。
背中に2本刀を咥える龍の
彫り物を背負うカンジと
わたし。
謎のボディガードを付けた
拳法女性と、
サーベルを振りかざす
西洋制服?とローブ?の青年と
女神女子のコスプレ組3人の
計8人が
粉塵未だに舞う
一部瓦解した地下街に
三つ巴で睨み合う。
「魔王って何だ。貴様等、
帝系星の追っ手ではないのか」
カンジが逆刃に長刃を構え直して
割り入った女性に静かに
詰問すると
カンジの肩越しにわたしも
固唾を飲んだ。
「もう!!あーーー!!大師!!
出てこい!説明してよっ!!
何なの?!どーなってんのよ!」
突然
拳法女性が空に向かって
叫び上げる。
「「なっ。」」
そんな主にボディガードの男女は
驚いて拳法女性の声を
遮ろとした、ら、
「マイケル。久しぶりだの。」
声に見上げると
突然
天井に空いた穴から、
真っ白な法衣を着た少年が
逆さまにぶら下がったのだ。
「「「「「「!!!」」」」」