依存
それから出勤以外は軟禁された。

出勤時間伸びてる

って嘘ついてはやてくんのバーに行って

相談してた。


早く別れた方がいいって

りかとはやてくんに言われた。


別れたいのに別れてくれない。

また別れようって言ったらなにされるか

わからんから怖い。

どうしよう、りょうがくん助けて

って思った。


また記憶飛ぶ寸前まで飲んで

はやてくんとホテルに行った。

そしたらはやてくんにもキス魔つけられた。

『こんだけついてたら気づかんよ』

って言われた。

れんには実家に帰るって言った。

鬼電と通知が凄かったけど

全部無視してはやてくんと寝た。


またお昼まで寝てて

一緒にお昼ご飯食べてから帰った。

れんのところに帰ったら

また無理矢理抱かれた。


もうれんが恐怖でしかない。


この人怖い、誰。

れんじゃない。


ヤりおわったられんが泣いてた。

『ごめんな、怖かったな、ごめん
でも俺お前の事がほんまに好きやねん
結婚したいと思ってる、ほんまに
別れたくない』

って言われた。

ここまで追い込んだのは私。

れんをこんな辛い思いさせたくないって思った

でも私は別れる事しか考えてない。


別れたい、浮気は1回や2回じゃない

って言って荷造りをはじめたら

『わかった、じゃあ最後にデートしよう
ユニバと海遊館と神戸に行きたい』

っていわれたから

わかった、それ行ったら別れようね

って言った。


れんとの初めてのデートは別れる為に行く

デートやった。


ユニバも海遊館も神戸も楽しかった。

れんも人が変わったかのように優しかった。

そんなに私の事が好きなんやって思った。


れんとはもう1年も付き合ってるから

情が湧いてる。

好きとはまた違う。


実家に帰る前にれんが

『待ってるから、ずっと待ってる
戻ってきてくれるのを信じてる
俺といた方が幸せになれるよ
りょうがくんとは幸せになられへんし
はやてくんとも付き合われへんねんで
俺が養ったるから、大好きやから』

って泣きながら言われた。

それでれんがずっと大切にしてた

れんのパパからもらったネックレスを

くれた。


れんは私にいろんな物をくれた。

SWAROVSKIのブレスレットとネックレス

GUCCIの財布、カナダグースのダウン。


誕生日でも記念日でもない日に。


GUCCIの財布以外は今も大切に使ってるよ

れんのパパからもらってれんが

大切にしてたネックレスもちゃんと

なおしてるよ。

物だけじゃなくて色んな事も教えてくれたね

男を信用してなかった、する気すらなかった

けどれんなら信じれた。



こんな私を好きでいてくれてありがとう

って言ってタクシーにのって実家に帰った。


タクシーの中で泣いた。

最後に見たれんの顔は泣き顔やった。

辛い思いさせてごめんね

私がれんと付き合わなかったら

そんな思いせんですんだのにね。

これから浮気されてるんじゃないかって

疑ってしまう事人を信用できなくなる

ような事してごめんね。
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