赤く染る白い華
みんな、怒ってないんだ

責めないんだ

「ほらな?お前だけが償わなくていいんだ。俺らの不注意でもあったからな」

涙腺が緩む私

そんな中、和音がやってくる

「貴方たち、夏のなんですか?もういい加減にしてください。」

そっか、和音も紅蓮華の幹部か

「和音、これは私が総長をしていた族だよ。そして、世界ナンバーワンの蓮華...」

私は低い声を出し、切なげに言う

「もしかして、1年前の抗争で1人の死人を出し、裏の世界から手を引いた蓮華の総長"蓮花"?」

恐る恐ると言うように聞く和音

「正解。私の不注意で殺してしまった。だから、裏の世界から足を洗った...。なのに、連れ戻そうとやってくるの」
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