凄腕パイロットの極上愛で懐妊いたしました~臆病な彼女を溶かす溺愛初夜~
「ふたりって物腰が落ち着いているところがよく似ていますもんね。新川さんが椎名さんにどうして心を開いたのかわかる気がします」

「彼女といると疲れないんだ。居心地がよくて、もっと一緒にいたいと思う」

「そこで、さっき話していた笑顔が可愛い、癒される、に繋がるんですね」

 癒される、は紺野の台詞だったけどな。実際に癒されて穏やかな気持ちにさせてもらっているからその通りなのだけれど。

「新川さんかあ。ビックカップルの誕生ですね」

 大袈裟に言われて俺は決まりの悪い顔を作った。

「まだ知り合って三日だ。すぐに連絡が途絶えてもおかしくはない」

「三日連続で連絡は取り合っているんですよね? それは手応えありじゃないですか。ましてやあの新川さんですから」

 俺と新川さんが上手くいくと信じて疑わない反応にこっちが戸惑う。

 これでどうにもならなかったら、俺、ダサいな。
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