凄腕パイロットの極上愛で懐妊いたしました~臆病な彼女を溶かす溺愛初夜~
「これは付き合う前から考えていたことなんだが」
チュッと音を鳴らして唇を離した虹輝さんは、間接照明が置いてあるナイトテーブルの引き出しからなにかを取り出した。
「受け取ってもらえる?」と言いながら手渡されたのは電子キーで、突然のことにポカンとする。
「付き合ってみて思いのほか休みが合ったから先送りにしていたけど、菜乃と付き合うなら早々に同棲したいと思っていたんだ」
息を呑んで手の中にある電子キーに目を落とす。
「同棲すればもっと一緒にいられる」
胸の奥からせり上がる熱いもので息苦しさを感じた。ふう、と意識的に息を吐いて心を落ち着かせる。
「虹輝さんは、どうして私を選んでくれたんですか? 理由は聞かせてもらいましたけど、それにあてはまる女性は他にもたくさんいますよね」
話がすり替わり、虹輝さんは目を白黒させながらも首を横に振る。
「いや、いないだろう。現に俺が心を動かされたのは菜乃だけだ」
恋というのは頭でするものではないというのは自分が一番わかっている。それなのにこんな質問をするのは、自分が安心したいがため。
チュッと音を鳴らして唇を離した虹輝さんは、間接照明が置いてあるナイトテーブルの引き出しからなにかを取り出した。
「受け取ってもらえる?」と言いながら手渡されたのは電子キーで、突然のことにポカンとする。
「付き合ってみて思いのほか休みが合ったから先送りにしていたけど、菜乃と付き合うなら早々に同棲したいと思っていたんだ」
息を呑んで手の中にある電子キーに目を落とす。
「同棲すればもっと一緒にいられる」
胸の奥からせり上がる熱いもので息苦しさを感じた。ふう、と意識的に息を吐いて心を落ち着かせる。
「虹輝さんは、どうして私を選んでくれたんですか? 理由は聞かせてもらいましたけど、それにあてはまる女性は他にもたくさんいますよね」
話がすり替わり、虹輝さんは目を白黒させながらも首を横に振る。
「いや、いないだろう。現に俺が心を動かされたのは菜乃だけだ」
恋というのは頭でするものではないというのは自分が一番わかっている。それなのにこんな質問をするのは、自分が安心したいがため。