凄腕パイロットの極上愛で懐妊いたしました~臆病な彼女を溶かす溺愛初夜~
「でも、皆はそう思わないですよね。付き合ってすぐに妊娠って、批判されないでしょうか」

「覚えたての猿でもあるまいし、この年齢になってそういう行為に至るのは、その人との間に子供が出来てもいいということだろう。俺は付き合ったら、遅かれ早かれ結婚する心づもりでいた」

 初めて聞く虹輝さんの決意にさらに驚かされる。

 もしかして紺野さんが口走っていたのってこれ……? そうだとしたら、近しい人間にも話していたということで信憑性がある。いや、口から出まかせを言っているとはこれっぽっちも思っていないけれど。

「虹輝さんって私と同じように浮いた話がなかったですよね。それって、結婚したいと思える人がいなかったから、誰とも交際しなっかたんですか?」

「そうだよ。将来を見据えて共に歩めない人間といて、なんの意味があるんだ」

 ストイックな虹輝さんらしいといえばそうなのだが、あまりに極端な考え方で目を白黒させた。そして選んでもらえた私って世界一幸せ者じゃない?

 自分から虹輝さんに抱きついて彼の胸の中で思う存分ニヤつく。
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