クールな外科医はママと息子を溺愛したくてたまらない~秘密の出産だったはずですが~
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都心にある、ラグジュアリーホテルの最上階。
大きな窓から東京の夜景が一望できるスイートルームのベッドの上で、私は彼の腕に包まれる。
「んっ……あっ、由岐、せんせ……」
名前を呼ぶたびその黒い瞳が私を捕らえて、薄い唇でキスをする。
「……美浜」
耳元でささやくと、彼は私の耳を甘く噛む。
そのくすぐったさに、感度の上がったこの体はビクンと反応するとともに「んっ」と堪えきれず声が漏れた。
混じり合う汗で密着する肌。
優しく抱きしめるたくましい腕。
深く打ちつける腰。
それら全てを感じながら、今この瞬間を夢みたいだと思う。
……ずっと会いたかった人と、こうして体を重ねているなんて。
運命というものを、信じずにはいられない。
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