青い恋
「ってか友達。友達いいの?」



「別にいいよ~。舞と一緒のほうが楽だし。」



「成長しないね。」



「おまえに言われたかね~よ。」


健は無邪気に笑う。



「お前まだイジメられてんの?」



「・・・は?」



「お前相変わらず人と関わるの嫌いなんだなぁ。」



「あんたに関係ないっしょ?」



「関係あるね。心配なるじゃん?世の中うまく渡っていかな。」



「死ねば?」



「ひどッ!!」


っと言いながら健は笑っていた。



「おまえ顔キレイだからみんなひがんでんだよ。」



「は?けなしてんの?」



「褒めんだよ!」



舞は本当にキレイな顔をしていた。


文句の言いようがない整った顔。


長くてサラサラの髪。


元々少し茶色の地毛は光に当たるとキラキラ輝いている。


それも嫌われる原因になっていた。




「意味わかんない。気持ち悪いからやめて。」



「やっぱひどいな~。」

翔は泣き真似をしていた。
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