キミの目の先に僕はいない

ー「おーい、集まれ!」

『はーい』と先生の掛け声に今日もテニス部の僕たちは返事をする。

そして、その向こうの金網のテニスコートには女子がいる。

その中にはキミがいたんだ。

僕はみんなの元へと走りながらも女子の方を見て立ち止まった。

< 2 / 9 >

この作品をシェア

pagetop