~狂恋~夫は妻を囲う
「よし!下ごしらえ完成~!
フフ…やっと、冷しゃぶができる~」
彩羽が楽しそうに夕食の準備をしている。
そこにインターフォンが鳴った。
画面を確認すると、綺麗な女性が映っていた。
「はい…」
「初めまして。私、理恵って言います。
クラブのママをしてます」
「え……?あの…何か…?
魁…主人はいませんけど……」
クラブと聞いて、魁聖に会いに来たのでは?と思った彩羽。
「いえ。貴女に用があって来ました」
「え?えーと。ロビーで待ってていただけますか?
今から下ります」
「そんなにお時間取らないので、玄関先ではダメですか?」
「え?でも…主人に誰も入れるなって言われてるんです。すみません」
「そうですか?では、ロビーで待ってます」
「チッ…!!魁聖さんの住んでる家に入れるチャンスだったのに……
まぁいいわ……どっちが“朝陽 魁聖”の女に相応しいか教えないとね……!」
「お待たせして、すみません!」
数分後、彩羽がロビーに下りてくる。
理恵は少なからず、驚愕していた。
こんな小柄で弱そうな女があの魁聖の妻?
もっと美形な女とばかり思っていたのだ。
確かに可愛いとは思う。
でもその他は、なんの取り柄もなさそうなのだ。
「え、えぇ…こちらこそ、突然ごめんなさい…」
「あの、用件とは……?」
「どうやって取り入ったの?」
「は?」
「魁聖さんによ!」
「取り入ってなんかないですよ。魁聖のお姉さんと友人なので、紹介してもらったんです」
「え?聖子ママと?」
「はい」
「どこまでも、おめでたい人ね…!
貴女レベルが、関われる方達じゃないのよ…!?」
フフ…やっと、冷しゃぶができる~」
彩羽が楽しそうに夕食の準備をしている。
そこにインターフォンが鳴った。
画面を確認すると、綺麗な女性が映っていた。
「はい…」
「初めまして。私、理恵って言います。
クラブのママをしてます」
「え……?あの…何か…?
魁…主人はいませんけど……」
クラブと聞いて、魁聖に会いに来たのでは?と思った彩羽。
「いえ。貴女に用があって来ました」
「え?えーと。ロビーで待ってていただけますか?
今から下ります」
「そんなにお時間取らないので、玄関先ではダメですか?」
「え?でも…主人に誰も入れるなって言われてるんです。すみません」
「そうですか?では、ロビーで待ってます」
「チッ…!!魁聖さんの住んでる家に入れるチャンスだったのに……
まぁいいわ……どっちが“朝陽 魁聖”の女に相応しいか教えないとね……!」
「お待たせして、すみません!」
数分後、彩羽がロビーに下りてくる。
理恵は少なからず、驚愕していた。
こんな小柄で弱そうな女があの魁聖の妻?
もっと美形な女とばかり思っていたのだ。
確かに可愛いとは思う。
でもその他は、なんの取り柄もなさそうなのだ。
「え、えぇ…こちらこそ、突然ごめんなさい…」
「あの、用件とは……?」
「どうやって取り入ったの?」
「は?」
「魁聖さんによ!」
「取り入ってなんかないですよ。魁聖のお姉さんと友人なので、紹介してもらったんです」
「え?聖子ママと?」
「はい」
「どこまでも、おめでたい人ね…!
貴女レベルが、関われる方達じゃないのよ…!?」