白鳥とアプリコット・ムーン ~怪盗妻は憲兵団長に二度娶られる~

 奥さん、の言葉にローザベルの膣奥がきゅんっと反応する。結婚したら、いや、もうしているらしいけど、結婚式をしたら、何度でも奥さんって呼んでやろうとウィルバーは心に誓う。

「はぁあ……っくん」
「俺も、イくよ……ローザ……俺の子を、孕んで」
「――はい、ウィルバーさま……!」

 怪盗アプリコット・ムーンの仕事は終わったのだ。これからは憲兵団長ウィルバーの妻として生きていく。
 だからもう、オリヴィアに頼んでいた避妊薬を飲まなくてもいいのだ。

「赤ちゃん、いっぱい作りましょ……ね」

 ローザベルは素直に子種を求めて、何度めかわからない絶頂のなか、膣奥に彼の熱い白濁を受け入れるのだった――……
< 292 / 315 >

この作品をシェア

pagetop