突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②
え?


「ずっと好きだった…」



嘘だよね。



「なんなの?今更。」



とまれ、涙。


何で今になってそんなこと言うの。


決心がぐらぐら揺らぐ。


有がそっと伸ばしてきた手を振りはらった。



「もう無理に決まってるじゃない…」

「そんなやつのとこ…行くなよ。」

「もうムリだよ…。」



有はそっと混乱する私を引き寄せ、優しく抱きしめた。


ずっとずっと
触れたかった彼の温もり。


何で今なの?
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