突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②
だけど
俺なんかが幸せにできると思わなかった。


いつだって俺は誰一人として
女性を幸せにしたことはなかった。


恋愛なんていつもゲームみたいな感覚だった。


気に入った女に声をかけると
面白いように食いついてくる。

もちろん女を抱くのは、もちろん悪くない。


だけど、しばらくすると彼女になりたいオーラを感じとる。

すると、俺はすっと離れたくなってしまう。


誰かと一対一で築くような関係が
想像できなかったし

そんな関係をもちたくなかった。


俺は他人と深く関わって
それがだめになるのが怖かった。
< 118 / 192 >

この作品をシェア

pagetop