突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②

蓮兄の想い

蓮兄と喧嘩したまま
私は部屋に閉じこもって、そのまま眠った。



私が起きるとひまりさんはすでに家にはいなかった。



蓮兄には仕事にも私が行くように言われた。



「…ひまりさんは?」


「今日は部屋を探しに、不動産屋に行くって言ってたよ。」


そんな…


すんなり?


本当に仕事だと割り切っていたのだろうか。



蓮兄はいつも通りだ。

あんな風に喧嘩をしたのは、昨日が初めてだった。


そんなにひまりさんが大事なのかと
悔しかったけど


一晩眠ったら
少し気持ちが整理された気がした。



蓮兄は私の醜さを教えてくれようとしていたのかもしれない。
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