突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②
「はー…これは、私が仕事でミスしてしまって泣いてたのを慰めてもらっただけです。」

「そうですか…とても仲が良いのですね。」


そう言いながら
また数十枚の写真を出してきた。


昔から張られていたのだろう。


それは当たり前だけど
家出したよりも昔の写真ばかりだ。


いつも二人で行っていたバーで撮られた写真、


並んで歩いている写真など


二人で一緒にいるたくさんの写真だった。懐かしい…


こう見ると、確かに恋人同士みたい…



こんな時に
私は不謹慎なことを考えていた。



下手したらスキャンダルになってしまうかもしれないのに。


でも、それくらい
私はずっとずっと有のことで頭がいっぱいだった。


二人とも本当に楽しそう。

確かにこの時は両思いだったのかもしれない。


もう戻れないのかな…



有…
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