突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②
「ひまり?大丈夫!?」


目を覚ますとマキちゃんが
ギュッと強く手を握った。


ベッドに寝ているようだった。

もう、夜なのだろうか…


小さなランプのついた部屋にいた。


「私…」


そうだ…

過呼吸になって…。



「救急車呼ぼうと思ったんだけど、コタが大丈夫だからって…。」



そうだ。

コタが来てくれて…


落ち着いたら、なんか安心して
そのまま寝ちゃったんだった。



過呼吸なんて
久しぶりだった。


施設に入ってすぐは、よく過呼吸になっていた。


コタの前でもよくなってたから
覚えててケアしてくれたんだ…



「ごめんね、マキちゃん…」

「何言ってるの…こんな時にまで人の心配して…」


マキちゃんは少し泣いていた。


また
心配かけちゃった。


「ごめんね。ううん、ありがとう…」

「もう…」


マキちゃんにぎゅっとされると
なんとなくママのことを思い出した。



大好きよって抱きしめてくれていたママの温もりを…。
< 192 / 192 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:12

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

イケメン御曹司と映画のような恋が始まりました!

総文字数/6,751

恋愛(オフィスラブ)32ページ

表紙を見る
表紙を見る
【初心者向け】PV数をあげる方法

総文字数/1,677

恋愛(キケン・ダーク)6ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop