突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②
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「ただいま、ごめーん。鍵忘れちゃって。」


ドアを開けるとランニングを終えて帰ってきた汗だくの蓮兄が、乱れた呼吸のまま入ってきた。


「…」


「ひまり?」


「…ううん、なんでもない。蓮兄…ありがとう。」


蓮兄が帰ってこなかったら、どうなっていただろう。


あのまま有に抱かれてしまっていたかもしれない。


怖かった。


止まってくれない有も


嫌なはずなのに
反応してしまった自分の身体にも。
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