突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!②
「あの…小池さん。あとから来た人が哲二って呼ばれていました。」



思わず杏奈さんから視線を外し、小池さんに会話をふった。


「あぁ、あの顔の怖い人でしょ。あの人に情報もらってたんだ。」


杏奈さんは小池さんに親しげに声をかけた。

やっぱり二人は繋がっていたんだ。


「綾を探しているって言っていました。」


「あぁ…偽名。」


杏奈さんは少しバツの悪そうな顔をして
こっちに視線を向けた。



「あの人…悪い人なのかもしれないけど、杏奈さんのこと、すごく好きなように見えました。」

「…多分途中から気づいていたんだと思う。私が利用してたこと。でも、なんだかんだ色々教えてくれたんだ。」
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