図書室の彼の溺愛

｢あ……あの時の…」

｢はい！……どうしたんですか？体調悪いんですか？」
さすがに、彼氏……の告白されているところを見てショックを受けたとは言えない…

｢あ～、うん、ちょっとね、めまいして、少し頭痛もするかな？」
嘘ついてゴメンよ…と思いながら、話す

｢え！？……先輩、僕おぶりますのでのってください！J」

おんぶ！？

驚いている暇もなく、おんぶされてしまった

｢ちょっ……離して！えっと……」

｢奏芽！かなめです！」

｢離して！奏芽くん！」
下ろしてもらおうと暴れていたら、突然重心が後ろに傾いた

やばい。暴れすぎて、落ちる……と思った

｢……えっ…！？」
奏芽くんは振り向いて驚いていた

｢なぁにやってんの？楓、俺以外に触らせて」

これから来るであろう衝撃にギュッと目を瞑ったのにいつまでだっても痛みが来ない……そして、大好きな声が聞こえてきた