図書室の彼の溺愛
「柊部活頑張ってね!」
柊に声をかけて、家へ向かう



「あの……楓先輩ですよね…?」
私……?

振り向くと、かわいい女の子が立っていた

「なんですか?……えっと…」

「嬉々っていいます、磯野嬉々です、柊先輩のことで…」

柊………?




「単刀直入に言います、柊先輩と別れてください」
…………え…

「何で………あなたにそんなこと言われないといけないの?」

「だって、どう考えたって、私の方が柊先輩に釣り合うんです!なのに楓先輩なんかと付き合っちゃうなんて…」
何かって…何?

「私よりもあなたが釣り合うって誰が決めたの?」
少し怒りを含ませて問う

「もちろん、私です、というか、世の中の人皆そういうと思うんですよ?」
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