図書室の彼の溺愛
「あなたは柊の何を知ってるの?上辺だけとか言わないでしょうね?」

「柊先輩の好きにところは、顔と名声です、足が速くて、県大会とかも何度も突破しているこんなに私に合う高スペックの人があなたと付き合っているなんて我慢できないです!」

顔と名声………………?

「ふざけんなよっ!!顔と名声?オマエなんか、顔だけだぞ?ブスになったら皆離れていくから、柊は人柄が皆から好かれてるの!オマエみたいな性格ブスが柊に近づかないで!」

むかつきすぎて叫んでしまった

すぐさま背を向けて歩いた


「……ただいま…」
そういっても、まだ誰もいない家からは返事などしない

「…………うぅ……」

初めて、私自身を否定された、友達を柊を否定されてきて、怒ってきたけど、自分を否定されるってこんなにも悲しいことなんだ……

「柊……」
そのまま暫く玄関で蹲っていた



ピーンポーン
「…しゅう…?」






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