図書室の彼の溺愛
「柊には言わないでね…!」
念のため、念押ししておいた




「ふうぅ~~!」

「おわっ!!」
勢いよく抱きついてきたから、後ろに倒れる


「ほんとにびちょびちょ…」

「うん、萌羽も濡れちゃうから離れて」
萌羽の体を押す

「はいはい、はやく保健室行くよ!」

いや、はいはいっていいながら、寄ってくるじゃん!



「せんせ~い!着替え貸してくださぁい!」

萌羽の提案は断られて、私のジャージが瑛大から届けられた

「柊には言わないでね!」
って、瑛大にも念押し

「…………分かった…!」

…なんだ今の間は!
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