図書室の彼の溺愛
「咳も出てる…寝てなさい、湧に電話してあげるから」

日向先生……日向ちゃんは湧と同級生

「………燿がいい…」

ゆうは仕事あるもん…

「そ、分かったわ、燿くんが学校終わるまで待てるの?」

「待てない…!やっぱり、自分で帰るぅ!」
起き上がろうとして、阻止される

「だぁめ!……萌羽ちゃん、楓のこと送っていける?」

申し訳なさそうに萌羽を見て、こいつ手がかかるなって、アイコンタクトをしていた…多分だけど

「……ゴメン…今日は用事がありまして………あ!柊に頼もう!」

「柊?陸上部の…?燿くんの後輩の」

「はい!楓の彼氏!」

彼氏………そのワードにかすかに顔が赤くなるのが分かった

「へぇ、湧どんな反応した?」

「湧兄に言ってない…!」
だって、言ったら、燿より大変なことになる…

「確かに、燿くんより大変よね…」

口に出してた……?
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