図書室の彼の溺愛

柊side

「あれ?楓は?」
お昼、楓と食べようかな~と思って探したのにいなくて、央太に聞く

「あぁ、1人で教室出て行ったよ、たぶんした降りてったと思う!」

「さんきゅ」

そっちの方向へ向かうが結局見つからずとぼとぼと教室へ戻った


「…………あれ?」
楓が…………え?

「あ、柊~!楓くんいないの!知らない?」

やっぱりいない…俺の見間違いじゃなかった

「もう予鈴なったよね?」
と尋ねると、萌羽は不安そうに無言で頷いた

「どうしたんだろ…」

「央太!……と、葉瑠ちゃん、楓知らない?」

「え!?楓?いないの?」

「楓が……?ありえねーだろ」
そうなんだよ、あり得ないから心配なんだよ…

「きっと戻ってくると思うよ?楓だもん、」
葉瑠ちゃんの言葉に頷く
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