図書室の彼の溺愛
《了解!楓くんのこと頼んだ!》

「瑛大、今年って、ミス、ミスターコンじゃなくて、告白大会だよな」
確認しておこうって思った

「あ、うん、そうだよ、燿さんがそうしたらしい」
燿さん……こればっかりは感謝だな





「部活行ってくるな~!亅
央太にそういってきょうしつをでた

もちろん部活に出る気はない。瑛大に諸々を頼んで、休みを伝えて、楓を送るために帰るつもりだ





「任せとけって!」
元気よく言ってきて、苦笑しながら、頼んだ

「…楓!?またせてゴメン亅
急いで保健室に入る

「おぉ~!神谷くん!楓ちゃんを頼んだよ?きちんと送り届けてくれたら、湧には言わないであげるから!」

湧さんと知り合いらしい、これは一大事だ…

「うん!日向ちゃん約束ね!」
楓辛そうだな…呼吸浅いし…

「あ、日向先生…!ゴホッ」

咳でてる…

「あ、桐谷先生、失礼します」

楓とてを絡ませて歩いた

「ゴホッ……ゴメンね、柊、まだ部活の時間…」
やっぱり気づかれちゃったか…

「気にすんな、楓優先!」
思ったことを伝えただけなのに顔が心なしか赤くなっていてかわいいな、と、苦笑する


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