図書室の彼の溺愛

『よし！稽古場行くぞ』

『はぁ～い』
楓の手を引いて歩く



ピーンポーン
『兄さーん！嶺亜姉さんが来た！』

嶺亜とは幼なじみのような関係で燿もなついている

『燿～！お土産！食べな』

『うん！稽古終わったら！』

『れあお姉ちゃん！』

『楓～！兄ちゃんが遊んでくれてるの？』
嶺亜の顔が楓の可愛さで綻ぶ

『ううん、稽古』





『やぁ！』『とりゃ！』
知り合いの稽古場を借りていつも、２人の稽古をしている

将来のために