図書室の彼の溺愛

楓side

「返却ですね、」
放課後の図書室でカウンターに座り、本の返却、貸し出しを行う

「楓わりい、遅れた」
柊が部活の格好で入ってきた

「モーマンタイ!」

本を開いて、集中しようとする

「本読むな、仕事中だ」
本を取り上げられて落胆の声を上げる

「えぇ~~!なんでぇ、今人いないよ!」

「でも、ダメ聞きたいことあるから」

聞きたい事って何?

「この間、あの研修医みたいとと何もなかった?」

…………心臓がドキッとした

「……何にもなかったよ…」

「嘘つかないで、正直に言って」
柊は特殊能力か何かを持っているのだろうか

「ほ、ほんと、何かあったわけではないの、ただ怖かっただけ」
隠せないと思い心の内を話す

「そっか、何でも話せよ?」
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