図書室の彼の溺愛
~*~*
「楓~!今日文化祭行くからな~、」

「え゛来なくていいよ」
燿が着たら大変なことになりそうだ

「楓のクラスは………」

「カフェ…コスプレで、私、裏方」

「裏方かぁ~、絶対楓なら何でも似合うのになぁ~」
妄想を膨らませているであろう燿をおいて家を出た

裏方に回れたのはラッキーと思う

『楓くんには、かっこいい衣装着て欲しいと思わない?』
『確かに!楓ちゃん、かっこいい系に合いそう!』
『黒澤さんのスーツ姿…ぜってぇカッけぇ』

『……無理、裏方まわる、そんなの萌羽にでもさせといて』
私が一言言うとシーンと沈まりかえった

『じ、じゃあ、萌羽ちゃんが表で楓ちゃんが裏で!』

てな感じで決まった


トンッ
「きゃっ!!」
突然のことに悲鳴を上げてしまった

「へへっ、おどろいたかい、楓くん、大成功!」
ピースする萌羽をジト目で見つめる

「ごめんなさぁ~い!」
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