図書室の彼の溺愛
《いいよ、じゃあ、一緒に帰ろう!》

と、言うことで一緒にかえってうちでビデオを見ることになった

「そういえばさ、」

携帯をしまいながら、萌羽に顔を向ける

「ん?」

かわいく首をかしげた

その頬を掴んで顔を寄せる

「瑛大のこと、どう思ってるの?」

萌羽は、慌てたように顔を赤くして私の手を掴んできた


「好きなんでしょ?」

「……ぅん」

控えめに頷いた萌羽の頬をびよーんと引っ張った



「楓ちゃーん、呼び出し!」

クラスの飛鳥ちゃんが私のことを呼んだ

呼び出し?喧嘩?

「あ、あの人、先輩だよ、イケメンだって有名の」

萌羽が頬を押さえてそう言った

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