図書室の彼の溺愛
「しゅ、んむぅ…………はぁ、ちょ、ま……ん」
話すすきを与えないように続けていたら楓が俺の胸をたたいていることに気がついて仕方なく離した

「はぁ………」
そして、楓の顔に影が落ちた

「私、柊のこと大好きなのに違う人とキスしちゃった…」

…大好き…
楓がキスされたことにはむかついたがさりげなく大好きと言ってくれて頬が緩みそうなのを堪える

「俺だって、許せない、俺の楓なのに違うやつとなんて」

「ご……んっ…ぅ………………ふぅぁ………」

謝ろうとしたのを察してキスを再開する

楓の甘い声に理性がくずれそうになるも学校だからと自分に言い聞かせ耐えた

俺の楓なんだよ、違うやつの味なんか忘れさせてやる、そう思って楓がギブするまでキスの嵐をおとし続けた


「唇ヒリヒリする……」

「楓の声が甘かったら止められなかったんだよ」

「っ~~~!」

顔を赤くする楓の頭をひとなでしてから手をつないで家まで送り届けた

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