図書室の彼の溺愛

楓side

わたくし、黒澤楓は最大の危機にさらされています

なぜかというと……

「どういうことだ…?この点数、」

「う………私的には頑張ったんです…それに!燿兄ちゃんの遺伝子を引いているからしかないかと…」

「はぁ…、確かに俺は湧兄さんより頭良くないがこんな点数とったことないぞ、しかも、英語だけ、悪いじゃんか」
正論を言われて唇をとがらせながら下を向いた

「すみません…柊に教えてって頼んだんだけど、部活で無理だったらしいです」

……良いじゃん順位高いもん、
        と、心の中で言い訳する

「数学、100点で、英語が50点ってふざけてんの?」
鬼と化した燿兄を見上げる

「へへっ、角!」

燿兄の頭に丸めた教科書を載せる

「てめぇ、ざけてんのか?」
燿の顔がまじだったのでやばいかも…と思った

「かわいくしたって、今は通用しないからな」

ピーンポーン

「はぁ~い!」
燿から逃げるため、玄関へ走る

「宅配便です、受取人さんの記載お願いします」

言われたところに苗字を書き、段ボールを受け取る
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