図書室の彼の溺愛
「わぁ~、あかりちゃんの彼氏さん見てみたい…」
そんなに惚れちゃう相手なのか!?

「黒澤さぁん?」

ギクッ………!

「先生…すみませ~ん!」
私の謝罪と同時に鐘の音が鳴った



「あほふう」
授業が終わって一番に柊に言われた

あほってなんですかぁ?

「ほっぺたつかむなよ」
手をのばしたらさっと、避けられた

「何で!避けないでよ!」
立ち上がって柊を追いかける

「楓に俺が捕まえられるかな?」
柊の挑発にムカってなる

「ぬ!?はあへぇ~~!」
柊にほっぺたを摑まれて形勢逆転

「お前ら、仲良すぎだろイチャつくなよ」

……!?

央太が柊の後ろからにゅって現れた

「楓ちゃ~ん!今日部活の手伝い頼む!」
教室の入り口から声をかけられて柊の肩越しに覗く

離してほしい……
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