図書室の彼の溺愛

「はあしへひゅう！」

柊は無言で離してくれて私の頭をくしゃってしたら瑛大と部活に行っちゃった


「桜先輩！了解です！」

小走りで先輩の方へ向かう

こっちの方は名前が桜だからね？

「あれ、楓ちゃんの彼氏？優しそうねぇ」

「優しいですよ、純粋すぎる時あるけど…」

あははと苦笑する

「ふふっ、楓ちゃんとは相性いいんじゃない？お転婆なときあるじゃない」
笑いを堪えているのか肩が震えていた

「お転婆って……って！部活！」
ポンッと手をたたく

「あ、そうだったそうだった１年生に教えてあげて欲しくて！」
頼むっと両手を合わせてお願いされる

久しぶりだなぁ…

「さっきいいよって言いましたよ？」

「楓ちゃん！ほんとかわいい！」
ぎゅって抱きしめられた