図書室の彼の溺愛
告白を断るわけない?

「何でそう思うんですか?J」

「だって、俺、モテるんだよ自分で言うのもなんだけど、で、告白されてきた回数なんて君が足下に及ばないほどなの」

確かに、私告白されないもんな~
なんて、ぼんやり考える

「はい、それで?」

適当に話の続きを促すと、気分をよくした相手は再び口を開いた

「うん、初めて自分から告ったの、この子なら俺に釣り合うかなって」

この自信どこから来るの?

「はい、それで?」

あくびをしながら同じ事を尋ねる

「は?それでって?俺と付き合えって言ってんの、断ったら、お前の親友にて出しちゃうかもよ?」

親友?そのワードに反応する

「親友って誰?」

あえてとぼける、嘘の可能性を考えて

「なんだっけ……笹木さんだっけ?あの子もなにげにかわいいし、あの子でもいぃ……?」

プチンと何かが切れる音がした

身長差のある、相手を下から睨め上げるように見上げて舌を鳴らす

「あ?何?お前、お前とめうが釣り合うって思ってんの?」

「え?う~ん、そんなにかな、おれってハイスペックだから」

自信気な相手を嘲笑し、一歩近寄る
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