図書室の彼の溺愛
かろうじて聞こえた子から尋ねる

「うん!」
元気に頷いた璃空の頭をなでる

へへって笑うのかわいい…!

「………妃琉は…?何年生?」

「えっとね……2!」

「そっかそっか、実々は?」
自己紹介をしてくれた中で最後の子に尋ねる

「俺らの従兄弟!」
海空が代わりに答えてくれた

「俺らには聞かないの?」
央舞が不満そうな顔をする

「うん、央舞は知ってる人だし、ちっちゃくないでしょ?……真礼は何歳?」
しゃがんで尋ねる

「4!」
指で4の形を作ってくりくりの目を向けてきて胸を打ち抜かれる

「私、璃空と同じ年、」
実々が静かに言った

「そっか!よろしくね、」
くしゃって実々の頭をなでると口元がゆるんだきがした

見間違いかな…?
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