図書室の彼の溺愛
「楓ちゃんお久!」

聞き覚えのある声………

「霞!」
どどっと近寄る

「元気だった?」

「うん!受験勉強であまりこれなくなっちゃたんだけど、央舞が璃空来てるって!」
霞は今、小6で受験勉強にいそしんでいる

「そっか、おつかれ、璃空って最近入った?」
さっき思った疑問をぶつける

「うん、海空が璃空のこと好きだから、たくさん説得したみたい」

苦笑いをする霞と璃空、抗議をする海空を交互に見つめる

「違うよ!俺の方が姉ちゃんより強いって嫌じゃん!」
「璃空、やろ、」

実々って静かな子だな~、

「楓、師範代がまた相手頼むだって」
いつの間にか道着に着替えていた柊に驚く

「おうよ!……実々!璃空!霞もだけど、一緒にやろ!」

提案をすると了承してくれた

「道着は着ないからジャージに着替えてくる!」
制服だったので、更衣室へ向かう

「真礼もついてく~」
てこてこと真礼が追いかけてきたからあるくペースをおとす

「真礼、うたくん遊んでくれてる?」
しゃがみ込んで尋ねる

「う~ん、いつもうまくんと遊んでばっかだよ…」
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