図書室の彼の溺愛
「ええ~、楽しみすぎる…!」


まだ人の少ない電車に乗り込んだら、葉瑠と寛太は違う号車にいってしまった

「…」

何で?

「楓、そこ座ろ」
指をさした先の座席に柊が座り込む

「うん~」

なんで…あっちに行ったんだ…?

「寛太が二人きりになりたいらしくて、協力した」
……!?

「心の中を読まれてたの…!?」
驚いて柊を見つめる

「…え?口に出してなかった…?」
逆に驚かれた

「………ははっ………!」
柊の顔が面白くて笑ってしまった

「いや、何で笑うんだよ」

「柊かわい!」
いつも言われてる言葉を返す
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