図書室の彼の溺愛
「それやめて…」
口元に手を置いて反対側を向いてしまった…

「それって何?」

「それ、その顔」

!?私の顔を見たくないのか…

「違うから、もう忘れていいよ」

「何で、人の心読めるの?」

「顔に書いてあるようなことだけだけどね」
今度は目を合わして笑ってくれた

「…私も!私も柊のこと分かるよ!」

「まじで?じゃあ、なんて考えてるでしょうか…!」

「えーとね………あ!今日は暑いなぁ~でしょ」
ちょっと自信を持って答える

「ふはっ、はずれ!正解は………」

正解は…?

「教えな~い!」

「卑怯だ!」
あ………

私は周りの女の人の視線に気がついた
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