図書室の彼の溺愛
「はぁ!?ハラパン!?まじかよ…凄いな楓」

「早く行こ、燿かえって来ちゃうよ」

感嘆の声を漏らす柊に苦笑いを向ける

でも、すぐに表彰を引き締めて、鞄を受け取って帰路につく

「それは大変だ!」

慌てて柊もついてきた

なぜなら、────自分で言うのもなんだけど────燿はシスコンだから






「あれ?楓?」
声が聞こえて立ち止まった

「?……あ!智輝じゃん!」
私より一息先に振り向いていた柊が反応した

ともき?

「久しぶり!何でお前ら一緒に歩いてんだ?……もしかして、付き合ってんの?」

怪訝そうな驚いたような声を出した


「ほんと、久しぶり、智輝、元気してた?」

首を横に振り、笑みを浮かべた



「連絡先、交換しようぜ!」

智輝がスマホを出した

「いいよ、」

連絡先を交換してすぐバイバイして家まで少し走った
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