図書室の彼の溺愛
「えぇ!?彼女!いいわよ~!私、今から仕事行っちゃうから、ね!」

……“ねっ!”ってなに?まぁ、了承してもらって良かった…

「んんぅ……」
楓が唸る……起きたのか?

「楓…」
そういえば…
燿さんが言ってた“寝起きの楓には注意だからな”、ってどういう意味だろう…

「あれ?しゅうだ…なんでここに?」
目が覚めてとろんとした目をこちらに向けてくる

可愛い…

「…ここ、俺の部屋…」

「えっ……ほんとだぁ…じゃあ、柊も一緒に寝る」
グイッと引っ張られて、楓に乗りかかるような姿勢になる

楓が潰れないように腕を楓の頭の両脇につき、自分の体を支える

「おい…」

「へへっ…柊顔赤~い」

「はぁ……」

「へっ……んむっ…」
楓に優位に立たれそうになり、口を塞ぐ

「……っん!?」
そうしたら、楓の目がはっきりした

「ん~~~、ふぅあ…」
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