図書室の彼の溺愛

楓side

「ええ~、いいだろ!親友だし…!」
…!?瑛大……!

「どうしよう隠れないと………」
そう呟き、カーテンの影に隠れた

「おい…!瑛大…!」

「なんだ…?もしかして、茉梨か誰かいんのか?」
茉梨って………確か柊のいとこ…

「やめろって…!」

「ふぅ~ん、……て、誰もいねぇじゃん」
扉がガチャと開く音がして瑛大の素っ頓狂な声が聞こえる

「…え?まじ………いや、うんいないって言ったじゃん」
ふっ……嘘が下手くそ…

「……怪しいな…どこに隠れてるんだ?」
柊のバカッ!嘘つくの下手くそでばれてるじゃん!

「……やめろって…瑛大っ!」
柊焦ってる?なんで?

何度も柊の部屋来てるし、瑛大にみられたこともあるよ?

「…?カーテンの裏、だれかいる?」
ビクッ………

「いる?………「わぁぁぁ~~~!」」
歩み寄ってくる足音が聞こえて、目をギュッと瞑ったら柊が叫んだ

「ん?どしたん?」
足音が止まる
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