図書室の彼の溺愛
「楓、眠いだろ、寝ていいよ」
そういって、脇に腕を挟むと抱きかかえられ、ベッドに横にされた

「……しゅう、力強い…」

「?…そんなことないよ」

「だって、私重いのに…」
恥ずかしくて、布団を顔の半分まで上げる

……柊の匂いがする…

「!?…重くないよ!」

「……」
全力で否定され、返す言葉に詰まってしまう

「ただいま!」
したから、男の人の声がする

「…父さんが帰ってきた」

「柊パパ?」

「柊~~~!風呂、わいてる?」
コツコツと近づいてくる足音

「あ、え、わ、わいてる!!」

『やばい入ってこられる』と思い、視線向けると、慌てて柊が返事をした
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