図書室の彼の溺愛
「おぉ~、そうか、て、なんで出てこないんだ~?」

「今で………」
柊が『今出る』と言い終わる前に扉が開く

「ん?え、ふ、楓ちゃん!?」

「お、お久しぶりです…」
ベッドの上で起き上がる

「ま、まさか…柊!何やってんだよ!」
突然叫んだ柊パパにビクッとしてしまう

「父さん、楓がおびえてるよ」

「え、おびえてるわけで…「あ、すまない…」」

「今日は、燿さんが…楓の兄さんが家に帰れないらしくて、1人にすうのは不安だから、泊まらせてって言われたんだ、母さんには許可もらってるから」
何か…お父さんと話してる柊、大人っぽく見える…

「そうなのか…楓ちゃん、何かあったら言ってくれよ、」
納得していなさそうな顔のまま柊パパは出て行く

カシャッ
「…!?」
柊のぽかんとしている顔を写真に撮る

「へへっ、間抜け面?ってこういう顔のことかな?」
そういって画像を見つめてると、柊にスマホをとられた
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